沖縄県北谷町(ちゃたんちょう)、アメリカ西海岸を彷彿とさせる宮城海岸(砂辺エリア)の近くに店を構える「BBQ STYLE FOOD WOOD(フードウッド)」は、沖縄の米軍関係者や地元民、そして全国のBBQファンから熱烈な支持を受ける、テキサススタイルの真髄を追求した専門店です。
こちらのお店は、まさに「肉と煙の対話」を体現する場所。オーナーピットマスターが、ガスや電気に頼らず、薪の火だけで肉を焼き上げる伝統的な技法に徹底してこだわっています。
薪火が刻む「Low & Slow」の極致
最大のこだわりは、店外からもその存在感を確認できる巨大なオフセットスモーカー。ここでは、厳選された牛肉や豚肉を10時間から15時間以上、低温でじっくりと燻し上げる「Low & Slow」が日々実践されています。沖縄特有の湿度や気温を考慮しながら、薪の種類や火加減を分単位で調整するそのプロセスは、まさに職人芸です。
圧倒的なクオリティの「ブリスケット」
看板メニューの「ブリスケット」は、一口食べればその違いが分かります。
漆黒のバーク: スパイスと煙が反応して形成された表面の「バーク(樹皮)」は、香ばしく、肉の旨味を閉じ込める壁となります。
鮮やかなスモークリング: 断面には、長時間スモークされた証である美しいピンク色の輪がくっきりと浮かび上がります。
驚きの柔らかさ: 箸やフォークで簡単に解けるほど柔らかく、口の中でとろける脂の甘みと、鼻を抜ける芳醇な薪の香りは感動ものです。
テキサスの空気感そのままの空間
店内(またはテイクアウト)で提供されるメニューには、肉汁たっぷりのプルドポークや、肉厚なスペアリブも並びます。サイドメニューのコールスローやベイクドビーンズも、肉の脂をリセットする計算し尽くされた味わいです。
米軍基地に近いロケーションゆえ、客層も非常に国際的。「BBQマスターへの道」を志す読者の皆さんにとって、日本にいることを忘れさせるほどの「本場感」と、薪火調理の深淵に触れることができる、沖縄で絶対に外せない一軒です。
